ファクタリングをLINEで申し込んだら、契約も同じLINEで済むのでしょうか。
ファクタリングは、売掛金を売り、手数料を引いた代金を支払期日より前に受け取る取引です。後日、取引先から自分の口座に入った代金をファクタリング会社へ送る方式もあります。
NOBIRUNOとトラストラインは、申込から契約までLINEで完結すると公式に案内しています。相談や書類提出にLINEを使い、契約は別の画面で進む会社もあります。
この記事では、10社のLINEの使い方と、2社の費用・書類・入金の流れを紹介します。法人か個人事業主か、対象となる金額も比べて候補を絞りましょう。
LINEで契約まで進める会社を探している方は、申込前に契約方法を、見積り後には費用を引いた振込額を聞いておきましょう。
10社のLINEの使い方と契約方法

LINEから始めても、会員ページで書類を提出したり、別の電子契約画面で署名したりする会社があります。相談や書類提出をLINEで済ませたい方は、下表の一部対応の会社も候補です。
| 会社・サービス | 公式ページで分かるLINEの用途 | 契約の案内 |
|---|---|---|
| NOBIRUNO | 相談・申込・審査書類の送付 | 申込から契約までLINEで完結と案内 |
| トラストライン | 申込・書類提出・本人確認・振込の連絡 | 契約までLINEで完結と案内 |
| CXコミット | 登録・ログインにLINEアカウントを使用 | クラウドサインによる電子契約 |
| ビートレーディング | 利用相談・書類提出 | オンライン・来社・訪問から案内。審査結果により面談が必要な場合あり |
| 日本中小企業金融サポート機構 | FAQでLINEからの書類提出を案内 | クラウド契約システムを使用 |
| アクセルファクター | 法人向けページで申込・書類提出を案内 | オンライン・対面・訪問を選択 |
| KKT | 法人向けのLINE相談 | 掲載ページでは契約方法を確認できず |
| JPS | 相談・仮審査・画像やPDFでの書類提出 | オンライン契約。審査内容により面談が必要 |
| のりかえPLUS | 他社からの乗り換えについて相談・申込 | 掲載ページでは契約方法を確認できず |
| FINSTEP | 申込用URL・審査結果・契約案内の受信 | Webフォームで申し込み、電子署名で契約 |
公式ページでLINEの用途を確認できた10社を掲載しています。掲載順はおすすめ順ではなく、「2社」はこの10社の中での件数です。業界全体を数えた結果ではありません(2026年11月2日確認)。
NOBIRUNOとトラストラインの公開ページには、実際の署名画面や契約書の受取先の詳しい説明はありません。署名する場所までLINEのトーク画面内だと考えず、申込前の質問で確かめておきましょう。
LINEで質問や書類提出ができればよい方は、必要な工程に対応する会社が候補になります。署名までの操作をLINEから進めたい方は、契約書が届く場所と、署名する画面まで聞いておきましょう。
契約までLINEで完結すると案内する2社は、どんな人が使える?

法人として利用する方は、法人向けサービスを明示するNOBIRUNOが候補になります。個人事業主・フリーランスは両社が候補になりますが、買取額と手数料の公表範囲が異なります。
対象者・費用・書類・入金時間を同じ項目で比べる
| 項目 | NOBIRUNO | トラストライン |
|---|---|---|
| 主な対象 | 法人・個人事業主・フリーランス | 個人事業主・フリーランス向け |
| 買取額の案内 | 最大1億円規模。最低額は掲載ページに記載なし | 初回3万〜300万円 |
| 手数料率 | 数値の掲載なし | 10%〜。上限の数値は掲載ページに記載なし |
| 必要書類 | 本人確認書類、表紙を含む直近3か月分の通帳の写し、請求書または注文書、取引内容が分かる契約書・発注書・見積書など | 原則、本人確認書類、請求書または契約書、直近数か月分の通帳コピーまたは入金履歴。案件により追加書類あり |
| 請求書の期日など | 対象となる支払期日の上限は掲載ページに記載なし | 申請日から支払期日まで70日以内。代金を支払う取引先(売掛先)は法人または個人事業主 |
| 申込の受付 | 年中無休・24時間受付と表示 | LINE申込は24時間受付 |
| 振込までの最短時間 | 内容確認・条件確定後、最短30分で振込と案内 | AI審査は最短5分、審査完了後は最短10分で振込と案内 |
| 夜間・休日の注意 | 営業時間外は翌営業日の対応となる場合があると注記 | 原則の営業時間があり、担当者の契約確認は可能な範囲で対応と案内 |
| 売掛先への通知 | FAQで通知・連絡は行わないと案内 | 通常は通知しないが、契約で定める場合は、売掛金を譲ったことを売掛先へ知らせる手続き(債権譲渡の通知)を行うことがあると案内 |
| LINEの入口 | 公式トップページのボタン | 公式お問い合わせページの「公式LINEで問い合わせる」 |
出典:両社の公式トップページ・FAQ・利用の流れ、トラストライン公式お問い合わせページ(2026年11月2日確認)。表の数値は各社の案内で、個別の買取条件は審査・見積りで決まります。
表の「買取額」は各社の公表表記です。請求書の額面を指すのか、費用を引いた振込額を指すのかは、申込前に請求書額を添えて聞いておきましょう。
法人として申し込むならNOBIRUNOへ利用条件を聞くところから始めましょう。個人事業主で初回3万〜300万円の買取を検討するなら、トラストラインも候補です。実際の買取可否と金額は審査で決まります。
手数料「10%〜」は下限の表示です。NOBIRUNOは率を公表していないため、サイトの数字だけでどちらが安いかは決まりません。両社から見積りを取る場合は、同じ請求書額で、手数料とその他の費用を引いた最終振込額を聞いておきましょう。
計算例として、額面30万円の請求書を売り、手数料10%、その他の費用が0円なら、先に受け取る手取りは27万円です。その後、取引先から30万円が自分の口座へ入り、全額をファクタリング会社へ送金する契約を仮定すると、送金額は30万円です。差額の3万円は手数料として先に差し引かれます。これは仮の条件で、実際の振込額・送金額・期日は見積りと契約書で確かめましょう。
手数料以外の費用や見積書の比べ方は、ファクタリング手数料の比較記事にもまとめています。
NOBIRUNOは公式サイトのボタンからLINEへ進む
NOBIRUNOは、公式LINEを追加し、必要事項を確認したうえで、条件確定後に振り込む流れを案内しています。請求書の送付形式は画像かPDFです。

画像は2026年10月9日に保存した公式表示です。公式ページには「お申し込みからご契約まで、すべてLINEで完結」との案内があります(2026年11月2日確認)。
提出書類は請求書だけではありません。直近3か月分の通帳や取引内容が分かる書類も案内されています。注文書を出す場合は、今回の取引が買取対象になるかを同社へ聞いてから準備しましょう。
書類ごとの役割や、提出前の準備はファクタリングの必要書類で確認できます。
トラストラインのLINE入口は「お問い合わせ」ページ
トラストラインの公式お問い合わせページは、申込・審査・書類提出・利用中の連絡を公式LINEで受け付けると案内しています。同じページのフォームは業務提携・取材向けなので、ファクタリングを申し込む方はLINEのボタンから進みましょう。

画像は2026年10月9日に保存した公式表示です。公式トップページのFAQは、本人確認や契約、振込の連絡までLINEで完結すると説明しています。来店・郵送・電話面談も不要との案内です(2026年11月2日確認)。
「最短10分」は審査完了後の振込時間です。振込までの時間には、申込後の書類提出や審査にかかる時間も加わります。急ぐ場合は、担当者に実際の振込予定を聞いておきましょう。
LINEで申し込んでから入金まで、何をする?

基本の流れは、公式LINEへの登録、書類提出、条件の確認、契約、入金です。契約の画面や振込のタイミングは会社ごとに異なります。
- 公式サイトからLINEを開く。 会社名と案内されているアカウントを確かめ、利用対象と売却したい請求書額を伝えます。
- 必要書類をそろえて提出する。 2社とも本人確認書類、請求書などの取引資料、通帳・入金履歴を案内しています。通帳が必要な期間や追加書類は上の条件表を参考にしましょう。
- 見積りと契約書を確かめる。 手数料の率だけでなく、最終振込額、振込予定日、売掛先が払わない場合の負担を確認します。
- 案内された方法で署名し、入金を確認する。 LINEで届いたリンクから電子契約画面へ移る会社もあります。契約書の控えは、保存できる形で受け取りましょう。
入金後の送金期日も契約時に確認する
利用者とファクタリング会社が契約するのが、2社間ファクタリングです。売掛先から自分の口座へ売掛金が入った後、契約で決めた期日までにファクタリング会社へ送金する流れがあります。トラストラインも公式FAQでこの精算方法を案内しています。先に受け取る買取代金と、後日送る売掛金を区別し、送金額と期日を契約書で確認しましょう。
LINEを相談や書類提出に使いたい方には、一部対応の8社も候補

来店せずに進めることが目的なら、LINEで書類を送り、契約は電子契約サービスで行う会社も選択肢です。最初の表にある8社は、次のように使う工程を分けて探せます。
| 使いたい工程 | 公式案内から選べる例 | 先に知っておきたいこと |
|---|---|---|
| LINEで相談したい | ビートレーディング、KKT、JPS、のりかえPLUS | KKTとのりかえPLUSは、掲載ページから契約方法を確認できていません。のりかえPLUSは乗り換え向けです |
| LINEで申込や仮審査を進めたい | アクセルファクター、JPS、のりかえPLUS | アクセルファクターの掲載ページは法人向け。JPSは審査内容により面談が必要です |
| LINEで書類を送りたい | ビートレーディング、日本中小企業金融サポート機構、アクセルファクター、JPS | LINEからの提出と、電子契約の方法は別に案内されています |
| LINEアカウントで登録・連絡を受けたい | CXコミット、FINSTEP | CXコミットはクラウドサイン、FINSTEPは申込フォームと電子署名を使います |
出典は最初の10社表の各公式ページです(2026年11月2日確認)。日本中小企業金融サポート機構は本文でメール提出を案内し、FAQではLINEも提出手段に挙げています。
たとえば書類をスマートフォンから送りたいなら、LINE提出と電子契約の組合せで目的を満たせます。電話や面談も避けたい場合は、オンライン契約という表示だけで決めず、面談の要否を申し込む会社に聞いておきましょう。
ソクデルは公式ページごとに契約方法の案内が異なる

ここまでの10社とは別に、ソクデルの公式ページには契約方法の案内に違いがあります。公式記事では契約までLINEに対応すると案内し、利用手順では来店かクラウドサインによる契約を挙げています。
| 公式資料 | 契約方法の説明 |
|---|---|
| 2026年2月7日の公式記事 | 申込・書類提出・審査結果の連絡・契約手続きまでLINEで対応 |
| 公式利用手順 | 神田店での来店契約か、クラウドサインを用いたオンライン契約 |
出典:ソクデルの上記2ページ(2026年11月2日確認)。LINEで受けた案内からクラウドサインへ進む可能性もありますが、両ページからその関係は分かりません。


画像は2026年10月9日に保存した表示です。利用を検討する際は、今回の申込で使う契約方法を同社に聞いておきましょう。
申込前と見積り後に、契約方法・振込額・売掛先への対応を聞く

申込前には契約方法を、見積りが出たら振込額と契約条件を確かめましょう。質問の「この請求書」には、額面と支払期日を添えると具体的です。
- 契約方法:「契約書はどこに届き、どの画面で署名しますか。電話や面談・来店は必要ですか。契約書の控えは保存できますか」
- 費用と入金:「この請求書を売ると、手数料や振込費用を引いて、いつ、いくら振り込まれますか。夜間・休日の申込でも、その予定で進みますか」
- 売掛先への対応:「売掛先への通知は、どんな場合に行われますか。売掛先が支払わないときに、売った売掛金を買い戻すこと(買戻し)や自己資金での支払いを求める条項はありますか」
LINEは各社の公式サイトから開き、運営会社名が一致するかを確かめておきましょう。本人確認書類や通帳を送る前に、送付先の取り違えを防ぐためです。
金融庁は、ファクタリングを装った高金利の貸付けに注意を呼びかけています。買戻しや自己資金での支払いを求める条項、高額な手数料が提示されたときは、署名の前に契約内容を確かめましょう。負担が分からないときは、弁護士などの専門家へ相談しましょう。
この記事の対象は、事業の取引で発生した売掛金・請求書の買取です。給与を受け取る権利を売って資金を受け取る「給与ファクタリング」は、金融庁が貸金業に当たると説明している別の取引です。
LINEの使いやすさに加え、契約条件を確かめて申込先を決める

- 掲載10社のうち、NOBIRUNOとトラストラインは契約までLINEで完結すると公式に案内しています。
- 法人向けサービスを明示するNOBIRUNOが候補です。個人事業主・フリーランスは両社の条件を比べましょう。費用は同じ請求書額で最終振込額を聞いておきましょう。
- LINEを一部に使う8社も、相談・申込・書類提出など、必要な工程から探せます。
契約までLINEで進めたい方は、上の2社の条件表で対象と買取額を確かめ、公式LINEの入口へ進みましょう。最初に契約方法を尋ね、見積りが出たら、上の質問リストで費用と売掛先への対応を聞いておきましょう。

