複数の請求書をまとめてファクタリングできる?申込・審査・管理の注意点

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本ページにはプロモーションが含まれています。複数請求書の申請単位、審査方法、最低利用額、手数料、必要書類はサービスと契約によって異なります。申込画面、見積書、契約書で確認してください。

複数の請求書をまとめてファクタリングできるかは、利用するサービスの申請単位と審査方法によって異なります。SBIビジネス・ソリューションズの入金QUICKは複数枚の一括申請を案内していますが、labol ファクタリング for 弥生ユーザーは1回の申請につき1枚と案内しています。

一括申請できる場合でも、すべての請求書が同時に承認され、同じ手数料になるとは限りません。売掛先、請求金額、支払期日、取引実態を請求書ごとに確認される可能性があります。

この記事では、同じ売掛先と異なる売掛先の違い、審査・手数料、管理表の作り方、売却済み請求書の重複提出を防ぐ手順を解説します。

「複数枚を出せるか」と「複数枚を一つの条件で買い取ってもらえるか」は別の確認事項です。

小谷良太

請求書をまとめて申し込む前に、売掛先、請求番号、支払期日、申込先、契約済みかどうかを一覧にしてください。枚数が増えるほど重複提出を防ぐ管理が重要です。

複数請求書で先に確認すること
  • 一度に提出できる請求書の枚数
  • 同一売掛先・複数売掛先の対応
  • 最低利用額を1枚単位と合計のどちらで見るか
  • 審査と手数料が請求書ごとか
  • 売却済み請求書を除外できているか

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目次

複数請求書の一括申請はサービスによって異なる

複数枚の請求書を一度に選択して申し込めるサービスがあります。

SBIビジネス・ソリューションズの入金QUICKは、複数の請求書をまとめて買取申請できると公式サイトで案内しています。同社のサービスガイドでは、取引先審査が完了した請求書を選び、利用可能枠内で複数枚を一括申請する流れを確認できます。

一方、labol ファクタリング for 弥生ユーザーのサポート情報は、請求書1枚ごとに審査を行い、一度の買取申請で提出できる請求書は1枚までと案内しています。複数枚を申請する場合は、枚数分の申請が必要です。

複数請求書を扱えるかだけでなく、一括申請か個別申請かを確認してください。一括申請に対応しないサービスでも、別々の申請として複数枚を受け付ける場合があります。

一括申請できても一括承認とは限らない

一つの画面から複数枚を選べても、審査対象は売掛金ごとに分けて判断されることがあります。A社への100万円は承認され、B社への50万円は追加資料が必要になる、といった結果も考えられます。

また、利用可能枠、最低申請額、支払期日までの日数等の条件が設けられる場合があります。申込画面の操作だけでなく、何を一単位として審査・契約するのかを確認することが大切です。

公式サイトに複数枚対応の記載がない場合は、申込前に一括提出の可否を問い合わせます。

「一括ファクタリング」とは意味が違う

複数の請求書を一度に申し込むことと、企業間の決済スキームとして使われる一括ファクタリングや、でんさい一括ファクタリングは同じではありません。

銀行系・保証型・集合債権型等は、対象企業、支払企業、利用手続きが一般的なオンライン請求書買取と異なります。名称の「一括」だけで申込方法を判断しないでください。

三菱UFJ銀行のでんさい一括ファクタリング操作マニュアルにも、複数の支払企業の債権を同時に申込できない等の固有条件があります。「一括」という名称から、あらゆる請求書を自由にまとめられると判断しないことが重要です。

先に分けるべき4つのケース

同じ売掛先の複数請求書

A社に対する4月分30万円と5月分50万円のように、売掛先は同じでも請求番号、対象業務、請求日、支払期日が異なるケースです。

同じ会社への請求だからといって、必ず一つの債権として扱われるわけではありません。どの取引から発生した売掛金かを請求書ごとに示します。

異なる売掛先の複数請求書

A社100万円、B社50万円、C社30万円の請求書を同時に申し込むケースです。売掛先ごとに信用力、取引履歴、支払期日が異なるため、審査結果や条件も分かれる可能性があります。

1枚の請求書の一部買取

請求書100万円のうち30万円相当だけを資金化する取引です。複数枚をまとめる話ではありません。

一部買取では、必要な手取りからの計算と残額の権利を別に確認します。請求書買取の基本的な資金の流れはファクタリングの仕組みも参考にしてください。

複数のファクタリング会社を使う

A社への請求書はX社、B社への請求書はY社へ申し込むケースです。一社へ複数枚を申し込むこととは別です。

見積もり比較と契約を分け、どの請求書をどこへ提出したか管理します。同じ売掛金を複数社へ契約する二重譲渡は避けなければなりません。

同じ売掛先の請求書を複数出す場合

請求番号と対象期間を分ける

同じ売掛先へ毎月請求している場合でも、請求番号、対象月、案件名、納品日、検収日、支払期日を分けて整理します。

例として、次の2枚は売掛先が同じでも内容が異なります。

売掛先名だけで請求書を束ねず、債権を特定できる情報を残してください。

請求番号対象請求額支払期日
A-2026-044月保守業務30万円5月31日
A-2026-055月追加開発50万円6月30日

審査担当者が契約書、発注書、納品・検収資料、過去入金を追えるように、請求書と取引資料の対応関係を揃えます。

未確定の売掛金を混ぜない

作業が完了していない、検収前で金額が確定していない、売掛先と請求内容を調整中といった請求書は、確定した売掛金と同じように扱えない可能性があります。

請求書を発行した事実だけでなく、取引が完了し、支払義務と金額が確定しているかを確認してください。請求書の対象条件はサービスごとに異なります。

支払期日が同じでも別々に記録する

複数枚の支払期日が同日でも、請求番号と対象取引は残します。後で売掛先から合算入金された場合に、どの請求分が回収されたか照合するためです。

ファクタリング会社の画面で一件に見えても、社内台帳では元の請求書単位を消さないでください。

請求書を勝手に一枚へ合算しない

既に売掛先へ発行した複数の請求書を、自社判断で一枚へ作り直したり、請求番号や金額を書き換えたりすると、売掛先の債務認識と一致しなくなるおそれがあります。

合算請求書が必要なら、売掛先と確認し、正式な差替え・再発行として処理します。ファクタリング申込の都合だけで証憑を変更しないでください。

異なる売掛先の請求書を複数出す場合

売掛先ごとに審査条件が分かれる

異なる売掛先の請求書を一括申請すると、各売掛先の事業実態、支払能力、取引期間、過去入金、請求内容等が確認される可能性があります。

A社分とB社分を同時に申し込んでも、次のように結果が分かれることがあります。

請求書審査状況の例対応
A社100万円条件提示手取りと契約を確認
B社50万円追加資料発注・検収資料を提出
C社30万円対象外理由と代替手段を確認

この表は一般的な整理例であり、審査結果を保証するものではありません。

一部だけ承認された時の不足額を確認する

複数枚の合計180万円を申し込んでも、全件が承認されるとは限りません。必要資金が150万円なら、どの請求書が承認されると手取りがいくらになるかを確認します。

手数料を差し引いた振込額で不足額を再計算してください。ファクタリングの手数料と手取りの見方はファクタリング手数料の相場と計算方法で解説しています。

入金後の送金先を混同しない

2社間契約で売掛先から自社口座へ入金される場合、どの入金を、いつ、いくらファクタリング会社へ送るかを契約別に管理します。

複数売掛先の入金が同日に重なると、送金対象を取り違えやすくなります。売掛先名、入金額、請求番号、契約番号、送金期限を照合します。

複数請求書の審査と手数料

審査は請求書と売掛先ごとに行われる場合がある

一括申請は入力や提出の操作をまとめる機能であり、信用判断まで一つになるとは限りません。売掛先が異なれば、それぞれの支払能力や取引実態を確認する必要があるためです。

同じ売掛先でも、請求書の対象取引や支払期日が異なれば、追加確認が入る可能性があります。

手数料率が全件同じとは限らない

複数枚をまとめることで事務負担が下がり、条件が変わる可能性はありますが、必ず手数料が安くなるとは限りません。

手数料は、売掛先、支払期日までの日数、請求金額、契約方式、取引履歴等を踏まえて提示される場合があります。全体の平均料率だけでなく、請求書ごとの買取額・手数料・手取りを確認してください。

最低利用額の単位を確認する

最低利用額が「請求書1枚ごと」なのか「一申請の合計」なのかで、複数枚の扱いが変わります。

たとえば10万円の請求書を3枚持っている場合、合計30万円で対象になるサービスと、各請求書が最低額未満で対象にならないサービスが考えられます。公式情報と見積もりで確認してください。

必要書類が枚数分必要になる

請求書だけでなく、基本契約書、個別契約書、発注書、納品書、検収書、メール、通帳等が求められる場合があります。

複数枚をまとめるほど、どの書類がどの請求書に対応するか分かるファイル名と一覧が必要です。必要書類全般はファクタリングの必要書類と準備方法も参考にしてください。

申込前に作る請求書管理表

複数請求書を扱う時は、申込前から一つの台帳で管理します。

最低限の管理項目

項目記録する内容
売掛先正式な法人名・屋号
請求番号請求書に記載した番号
対象取引案件名、対象月、納品内容
請求額税込請求額
支払期日契約・請求書上の期日
申込先ファクタリング会社名
進行状況見積中、審査中、契約済み、入金済み
譲渡額契約で売却した金額
手取り手数料等控除後の振込額
回収・送金売掛先入金日、送金期限、送金済み

申込と契約を分ける

相見積もり中は「見積中」、契約書へ同意したら「契約済み」、資金を受け取ったら「入金済み」と状態を分けます。

見積もり依頼を取り下げた会社も記録し、同じ請求書の申込が残っていないか確認します。

売却済みを編集できない形で残す

契約済みになった請求書は、元データから削除せず、売却済みとして残します。担当者が変わっても再提出しないよう、閲覧権限と更新履歴を残せる管理方法が安全です。

請求書PDFのファイル名にも、請求番号と「契約済み」を付けるなど、台帳以外でも見分けられる状態にします。

複数請求書を申し込む手順

1. 必要資金と期日を出す

「できるだけ多く」ではなく、いつまでに、手取りでいくら必要かを計算します。支払日が異なるなら、最初に必要な金額と後で必要な金額を分けます。

2. 対象請求書を一覧にする

売掛先、請求番号、金額、支払期日、取引資料、既存の申込・契約状況を一覧にします。売却済み、入金済み、金額未確定の請求書を除外します。

3. サービスの申請単位を確認する

一度に複数枚を選べるか、一枚ずつ申請するか、同一売掛先だけか、複数売掛先も対象かを確認します。

4. 請求書ごとに証憑を揃える

請求書Aには発注書Aと検収資料A、請求書Bには契約書Bと納品書Bというように対応関係を明確にします。

5. 見積もりの内訳を確認する

買取対象、手数料、その他費用、振込額、振込予定日、売掛先入金後の送金を確認します。一部だけ承認された場合は、残る不足額を再計算します。

6. 契約書で対象債権を特定する

売掛先、請求番号、請求額、支払期日、譲渡額が自社の台帳と一致するかを照合します。複数枚を一つの契約に記載する場合も、対象明細を確認してください。

契約書の確認項目はファクタリング契約書の注意点でも整理しています。

7. 契約後に売却済みへ更新する

契約日、入金日、譲渡額、送金期限を台帳へ反映します。担当者間で更新完了を共有し、別の申込へ同じ請求書を添付しないようにします。

複数枚の処理では、申込前よりも契約直後の台帳更新が重要です。

二重譲渡・重複申込を防ぐ

同じ請求書を複数社へ契約しない

相見積もりのために複数社へ情報を送ることと、同じ売掛金を複数社へ譲渡することは異なります。

条件を選んで一社と契約したら、他社の申込を停止し、契約済みであることを台帳に反映します。

同じ売掛先の別請求書を取り違えない

同じ売掛先、同じ金額、同じ支払期日の請求書が複数ある場合、請求番号と対象案件まで確認します。PDFの見た目が似ていても、請求書番号が異なれば別の取引資料が必要です。

一部買取後の請求書を全額として出さない

一部買取をした請求書には、すでに譲渡した範囲があります。その請求書を未売却の全額債権であるかのように別の申込へ入れてはいけません。

売掛先からの合算入金を使い込まない

売掛先が複数請求書分をまとめて振り込む場合、契約対象の入金を切り分けます。送金すべき金額を運転資金へ回さず、契約に沿って管理してください。

金融庁の注意喚起は、売掛先から利用者へ支払われた金銭をファクタリング会社へ支払わない場合に、横領罪に問われるおそれがある旨を示しています。

二重譲渡の具体例と防止策はファクタリングの二重譲渡も確認してください。

よくある質問

Q: 複数の請求書を一度にファクタリングできますか?

A: 一括申請に対応するサービスでは可能です。一方、1回の申請を1枚に限定するサービスもあります。公式情報と申込画面で確認してください。

Q: 同じ売掛先の別月の請求書をまとめられますか?

A: 対応するサービスはありますが、請求番号、対象取引、金額、支払期日を分けて提出します。売掛先が同じでも審査・契約上の対象を特定してください。

Q: 異なる売掛先の請求書も一括申請できますか?

A: サービスによります。複数売掛先に対応する場合でも、売掛先ごとに審査結果、手数料、必要書類が分かれる可能性があります。

Q: 複数枚をまとめると手数料は安くなりますか?

A: 必ず安くなるとは限りません。請求書ごとの条件と、全体の手数料総額・手取りを見積もりで確認してください。

Q: 10万円の請求書3枚なら合計30万円として申し込めますか?

A: 最低利用額を一申請の合計で見るか、1枚ごとに見るかによります。合計額だけで判断せず、サービスの条件を確認してください。

Q: 複数社へ同じ請求書の見積もりを頼めますか?

A: 見積もり比較と譲渡契約は別です。一社と契約した後は、同じ売掛金を別会社へ譲渡せず、他社の申込を停止してください。

まとめ

複数の請求書をまとめてファクタリングできるかは、サービスの申請単位によります。一括申請に対応するサービスがある一方、1回1枚で申請するサービスもあります。

同じ売掛先、異なる売掛先、一部買取、複数社利用を混同せず、売掛先、請求番号、金額、支払期日、申込先、契約状況を請求書ごとに管理してください。

一括申請の便利さより、対象債権を一枚ずつ特定し、売却済みの重複提出を防ぐことを優先します。

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この記事を書いた人

ファクマッチ編集責任者。ファクタリング会社の公式情報、口コミ、比較データをもとに、事業者が自分の状況に合う資金調達先を選べるよう、記事制作とサイト改善を行っています。

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