AirキャッシュはAirレジ・Airペイを運営する株式会社リクルートが提供するRBF型(Revenue-Based Financing)の資金調達サービスです。ファクタリングとは異なり、Airペイ(キャッシュレス決済端末)の将来売上を元に資金を調達する仕組みで、「借入」ではなく「売上債権の売却」に分類されます。手数料は利用金額に対して0.5%〜という業界最低水準で、申込は2タップで完了・書類提出ゼロ・決算書不要という圧倒的なシンプルさが最大の特徴です。
ファクマッチ編集部の調査では、AirキャッシュはAirペイ利用者に特化した招待制サービスという点で他のファクタリングサービスと根本的に異なるポジションにあります。利用可能額は1万円〜500万円で、Airペイの決済売上実績を元にAIが自動審査し、招待されたAirペイ加盟店のみが利用できます。信用情報機関への照会・登録なし、保証人・担保不要という利便性の高さが際立ちます。
注意点として、Airキャッシュは招待制のため、Airペイを契約していない事業者はそもそも利用できません。また引落しはAirペイの売上振込と同時に自動で行われるため、売上に連動した返済設計が前提となります。本サービスを正確に理解した上で、自社の決済環境・資金調達ニーズに合致するか判断してください。
この記事で使われる用語
本記事に登場するファクタリング業界用語を、初めて読む方にもわかるようコンパクトにまとめました。本文中で気になる語があればこちらを参照してください。
- RBF(Revenue-Based Financing)
- 将来の売上収益を元に資金を調達し、その売上から一定割合を引落しする資金調達方式。融資ではないため、バランスシートに負債として計上されない。Airキャッシュはこのモデルを採用し、Airペイの将来クレジットカード決済売上を担保として資金を提供する。引落しは売上に連動するため、売上の少ない月は引落し額も少なくなる。
- Airペイ
- 株式会社リクルートが提供するキャッシュレス決済サービス。スマートフォン・タブレット+カードリーダーでクレジットカード(Visa/Mastercard/JCB/AMEX等)・電子マネー・QRコード等の決済を受け付けることができる。Airキャッシュの利用はAirペイの加盟店(招待制)に限定されている。
- 招待制
- Airキャッシュは、リクルートがAirペイの利用実績を分析し、一定の条件を満たした加盟店に招待を送付する仕組みを採用している。Airペイを契約していても招待が届いていない場合は申込できないため、利用可能な事業者が限定される。
- AI自動審査
- AirキャッシュはリクルートがすでにAirペイの決済データを保有しているため、申込と同時にAIが自動で利用可能額・手数料レートを算出する仕組みを採用している。担当者による手動審査・書類確認プロセスが存在しないため、申込から審査完了まで実質即時に完了する。
- 売上連動引落し
- Airキャッシュの返済方式。Airペイの売上振込と同時に、申込時に選択した引落率に従って自動引落しされる。売上が多い月は引落し額が多く、少ない月は少ない。売上ゼロの月は引落しが発生しない。延滞金はなく、固定額の返済義務がないため繁忙期・閑散期の差が大きい業態に向いている。
Airキャッシュの利用を検討する読者からよく寄せられる質問と、ファクマッチ集計0件のデータに基づく回答をまとめました。公式サイトには載っていない「実際どうか」の観点で整理しています。
AirキャッシュはファクタリングですかRBFですか?
法的には売上債権の売却取引(RBF:Revenue-Based Financing)に分類され、Airペイの将来売上を担保として資金を調達する仕組みです。通常のファクタリング(売掛金・請求書の買取)とは構造が異なりますが、「借入ではない」「バランスシートに負債が増えない」という特性はファクタリングと共通しています。
Airキャッシュを利用するにはどうすればいいですか?
Airキャッシュは招待制サービスです。Airペイを利用している事業者に対してリクルートから招待が届いた場合のみ申込が可能です。招待が届いたら、管理者権限を持つAirIDでログインし、2タップの操作で申込が完了します。書類提出・入力作業は一切不要です。
手数料は本当に0.5%〜ですか?
公式サイトに「利用金額に対して0.5%〜」と記載されています。ただし実際の適用レートはログイン後に確認できる仕組みで、案件・売上実績によって変動します。全案件に0.5%が適用されるわけではありません。
利用可能額はどうやって決まりますか?
Airペイの将来売上予測に基づいてAIが自動審査を行い、利用可能額が決まります。Airペイの決済売上が増えるほど利用可能額が増える可能性があります。最大利用可能額は500万円です。
返済(引落し)はどのように行われますか?
Airペイの売上振込と同時に、定率で自動引落しされます。売上が少ない月は引落額も少なくなり、売上がゼロの月は引落しが発生しません。延滞金はなく、売上連動型の自動精算が特徴です。
個人事業主でも利用できますか?
Airペイを利用している個人事業主も利用対象です。保証人・担保は不要で、信用情報機関への照会もありません。ただし招待制のため、Airペイを使っていても招待が届いていない場合は利用できません。
審査にかかる時間はどのくらいですか?
Airペイの利用実績データを元にAIが自動審査するため、審査は即時に完了します。申込後、最短翌日に入金されます。