
SHIKIN+は2025年秋にマネーフォワードアーリーペイメントへ統合されたファクタリングサービスです。現在は手数料0.5%〜・最短即日入金の法人専門サービスとして継続提供されています。
SHIKIN+の手数料は0.5%〜10%。下限0.5%は業界最低水準クラスに位置し、ファクマッチが集計した172社の手数料データの中でも特筆すべき低水準です。マネーフォワード・三菱UFJ銀行という運営母体の信頼性とAI仮審査による透明性を背景に、中小企業(法人)向けに最適化された料率設計となっています。
ただし、上限10%・初回利用時の手数料が高めに設定される傾向・売掛先信用力で大きく変動する点には注意が必要です。手数料下限を享受できるのは、売掛先信用力が高く・取引実績が安定し・マネーフォワードクラウド会計との連携で会計データが透明な法人が中心です。
本記事では、SHIKIN+の手数料スペックの実態・初回と継続利用の料率差・主要他社との比較・手数料を抑えるコツを徹底解説します。
SHIKIN+が公式サイト(bizforward.co.jp/shikinplus)に掲載している手数料スペックを整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 手数料率 | 0.5%〜10% |
| 契約形態 | 2社間のみ(3社間非対応) |
| 対象 | 法人(株式会社・有限会社等) — 個人事業主・フリーランス・合同会社は不可 |
| 入金スピード | AI仮審査 約5分 / 見積合意後 最短即日 |
| 申込方法 | オンライン完結(来店不要) |
| 振込手数料 | 別途発生する場合あり |
出典: SHIKIN+公式サイト(https://bizforward.co.jp/shikinplus/top)2026年5月時点
業界最低水準の0.5%は、すべての利用者に適用されるわけではありません。下限に近い料率を狙うには以下の条件が必要です。
SHIKIN+の手数料を正確に評価するには、「公称0.5%下限」と「初回利用の実勢料率」を分けて考える必要があります。
SHIKIN+は初回利用時に審査に時間がかかり、手数料も高めに設定される傾向が報告されています。これは以下の理由によると考えられます。
2回目以降の利用では:
| 指標 | SHIKIN+ | 業界平均(172社データ) |
|---|---|---|
| 手数料下限 | 0.5% | 中央値約3.0% |
| 手数料上限 | 10% | 中央値約15% |
| 平均的な実勢料率 | 1〜5%程度(売掛先信用力次第) | 5〜15%程度 |
出典: ファクマッチ独自調査(2026年5月時点・226社データ)
ファクタリング業界全般に言えることですが、公称下限料率と実勢料率には差があります。SHIKIN+の場合、下限0.5%は売掛先信用力・取引実績・会計データ連携の3つが揃った理想的な案件で適用される水準です。多くの利用者は2〜5%程度の実勢料率になる可能性があります。
ただし、業界全体の中央値(3.0%)と比較しても、SHIKIN+の実勢料率は競争力のある水準と評価できます。
SHIKIN+の手数料は、AI仮審査と本審査の2段階で決定されます。これは他の多くのファクタリング会社と異なる仕組みです。
約5分で完了するAI仮審査では、以下のデータをもとに調達可能額・手数料目安を算出します。
この段階で水準感が合わなければ、本審査に進まずに離脱することも可能です。
本審査では、AI仮審査の結果をベースに、以下の要因を加味して最終的な手数料が決定されます。
| 要因 | 手数料への影響 |
|---|---|
| 売掛先の信用力 | 高いほど手数料が下がる |
| 売掛金額 | 大口ほど手数料が下がる傾向 |
| 申込法人の財務状況 | 安定しているほど有利 |
| 取引実績(既存利用者か) | 2回目以降は下がる傾向 |
| マネーフォワードクラウド会計連携 | あると審査がスムーズ |
SHIKIN+のキャンペーン情報については公式サイト・マネーフォワード公式SNS等で最新情報を確認してください。SaaS連携型サービスの特性上、マネーフォワードクラウド会計の利用者向け優遇が提供されるケースがあります。
ファクマッチが保有する全172社(手数料記載あり)のデータで、SHIKIN+の手数料の業界内位置を分析します。
| 指標 | SHIKIN+ | 業界データ |
|---|---|---|
| 手数料(最低) | 0.5% | 業界最低水準クラス |
| 手数料(最高) | 10% | 業界上限としては標準 |
| 下限料率の競争力 | 業界トップクラス | 中央値3.0% |
出典: ファクマッチ独自調査(2026年5月時点・226社データ)
SHIKIN+の手数料下限0.5%は業界最低水準クラスですが、これを享受できる案件は限られます。手数料の安さを最大限に活かせる条件は以下です。
手数料下限だけを基準にすれば、SHIKIN+は業界最低水準クラスです。ただし、初回利用時は実勢料率が下限より高くなる傾向があり、また法人専門のため対象外となる事業者(個人事業主・フリーランス・合同会社)も存在します。
SHIKIN+が「コスト優位」を発揮する比較軸
| 比較軸 | SHIKIN+の優位性 |
|---|---|
| 手数料下限 | 業界最低水準クラスの0.5% |
| マネーフォワードクラウド会計連携 | 書類負担の大幅軽減 |
| AI仮審査の透明性 | 本審査前に水準感を約5分で把握 |
| メガバンク系列の信頼性 | 三菱UFJ銀行・マネーフォワード運営母体 |
SHIKIN+の手数料を案件規模別にシミュレーションします。実勢料率には幅があるため、下限・中間・上限の3パターンで提示します。
| 手数料率 | 手数料額 | 手取り金額 | 適用条件の目安 |
|---|---|---|---|
| 0.5%(下限) | 5,000円 | 995,000円 | 売掛先が上場企業・継続利用・MFクラウド連携 |
| 3%(中間) | 30,000円 | 970,000円 | 売掛先が安定法人・取引実績あり |
| 10%(上限) | 100,000円 | 900,000円 | 初回利用・売掛先信用力が低めの案件 |
| 手数料率 | 手数料額 | 手取り金額 | 適用条件の目安 |
|---|---|---|---|
| 0.5%(下限) | 25,000円 | 4,975,000円 | 大口・上場企業宛・継続利用 |
| 2%(中間) | 100,000円 | 4,900,000円 | 中堅法人宛・取引実績あり |
| 8%(上限) | 400,000円 | 4,600,000円 | 初回利用・売掛先信用力が中程度 |
| 手数料率 | 手数料額 | 手取り金額 | 適用条件の目安 |
|---|---|---|---|
| 0.5%(下限) | 50,000円 | 9,950,000円 | 大口・上場企業宛・継続利用 |
| 1.5%(中間) | 150,000円 | 9,850,000円 | 売掛先信用力が高い継続案件 |
| 5%(上限) | 500,000円 | 9,500,000円 | 初回利用・標準的な売掛先 |
大口案件ほど手数料下限に近い料率が適用されやすくなる傾向があるため、SHIKIN+は中堅以上の法人による大口ファクタリングに最も適した設計と言えます。
手数料を抑えるには、マネーフォワードクラウド会計の連携・インターネットバンキング連携・2回目以降の継続利用が有効です。AI仮審査で事前に水準感を把握し、本審査に進むかを判断することを推奨します。
法人向けオンラインファクタリングの代表的な3社(QuQuMo・OLTA・ビートレーディング)とSHIKIN+の手数料・入金スピード・特徴を比較します。
| 会社 | 手数料 | 入金スピード | 個人事業主対応 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| SHIKIN+ | 0.5〜10% | AI仮審査5分 / 見積合意後 最短即日 | 非対応(法人専門) | MFクラウド連携・三菱UFJ系列 |
| QuQuMo | 1〜14.8% | 最短2時間 | 対応 | 24時間土日対応・AI審査 |
| OLTA | 2〜9% | 最短即日 | 対応 | MUFG/SMBC/みずほ提携・クラウドファクタリング |
| ビートレーディング | 2〜12%(2社間)/0.5〜3%(3社間) | 最短2時間 | 対応 | 3社間対応・実績豊富 |
出典: 各社公式サイト(2026年5月時点)
手数料下限の安さで選ぶなら: SHIKIN+(0.5%)またはビートレーディングの3社間(0.5%)が候補です。
法人で銀行系列の安心感を求めるなら: SHIKIN+(三菱UFJ・マネーフォワード)またはOLTA(MUFG/SMBC/みずほ提携)が選択肢になります。
個人事業主・フリーランスを含めて検討するなら: SHIKIN+は対象外のため、QuQuMo・OLTA・ビートレーディングを検討する必要があります。
マネーフォワードクラウド会計を利用している法人なら: SHIKIN+との連携メリットが最大化され、書類提出・審査スピード・手数料水準で他社より優位に立つ可能性があります。
24時間土日対応が必要なら: QuQuMoが唯一の選択肢に近いです。SHIKIN+の土日対応については公式サイトでの確認が必要です。