支払いサイト を英語で表すなら、一般的なBtoB取引では Payment terms が使いやすい表現です。英文請求書や見積書では、Payment terms: Net 30、Payment due date: August 31, 2026 のように書くと、支払条件や支払期日を伝えやすくなります。
一方で、日本語の 支払いサイト をそのまま payment site と書くと、支払い用のWebサイトのように読まれる可能性があります。契約書では Terms of payment、請求書では Payment terms や Net 30、貿易・手形文脈では usance や at sight が出てくることがあります。
支払いサイトの英語表現は、単語を直訳するより「請求書・契約書・メールのどこで使うか」で選ぶことが大切です。
この記事では、Payment terms、Terms of payment、Net 30、Net 60、usance、at sight の違いと、英文請求書・契約書・メールで使える支払条件の書き方例を整理します。
支払いサイトの英語は「Payment terms」が使いやすい
支払いサイトを英語にする時、まず使いやすいのは Payment terms です。
Payment terms は、支払期限、支払方法、支払いのタイミング、通貨、振込手数料などを含む「支払条件」を表す言葉です。英文請求書、見積書、契約書、海外取引先とのメールで広く使いやすい表現です。
| 日本語 | 英語表現 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 支払いサイト・支払条件 | Payment terms | 請求書・見積書・一般BtoB |
| 支払条件 | Terms of payment | 契約書・規約 |
| 30日サイト | Net 30 / Payment due within 30 days | 請求書・メール |
| 60日サイト | Net 60 / Payment due within 60 days | 請求書・メール |
| 支払期日 | Due date / Payment due date | 請求書 |
| 入金予定日 | Expected payment date | メール・社内管理 |
「支払いサイト」はそのまま site とは訳さない
日本語では 支払いサイト と言いますが、英語で payment site と書くのはおすすめしません。
英語の site は、Webサイトや場所を指す意味で読まれやすいためです。payment site と書くと、支払い用のWebページや決済サイトの意味に見える可能性があります。
日本語の「サイト」は、取引代金の支払いまでの期間を指すビジネス用語として使われています。英語では直訳せず、実際に伝えたい内容に合わせて Payment terms、Due date、Net 30 などを選びましょう。
海外取引先に伝える時は「支払いサイト」を直訳せず、支払条件として表現するのが安全です。
一般的な支払条件ならPayment termsが自然
一般的なBtoB取引で支払いサイトや支払条件を説明するなら、Payment terms が最も使いやすい表現です。
たとえば、英文請求書には次のように書けます。
Payment terms: Net 30Payment terms: Bank transfer within 30 daysPayment due date: August 31, 2026
Payment terms は、単に支払日だけでなく、支払方法や期限も含めて示せます。見積書や契約書でも使いやすく、相手に伝わりやすい表現です。
契約書ではTerms of paymentも使える
契約書では、Terms of payment という表現も使えます。
Payment terms と意味は近いですが、Terms of payment は契約条項の見出しとして自然です。
たとえば、英文契約書では次のように使えます。
Terms of Payment: The Client shall pay the fees within 30 days from the invoice date.
実務上は、Payment terms と Terms of payment のどちらも「支払条件」として使えます。請求書や見積書では Payment terms、契約書の条項名では Terms of payment と考えると整理しやすいです。
Payment terms・Terms of payment・Net 30・usance・at sightの違い
支払いサイトの英語表現には、似た言葉がいくつかあります。
特に Payment terms、Terms of payment、Net 30、usance、at sight は混同しやすいので、使う場面を分けて考えましょう。
| 表現 | 意味 | 使いやすい場面 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| Payment terms | 支払条件 | 請求書・見積書・一般BtoB | 最も汎用的 |
| Terms of payment | 支払条件 | 契約書 | 条項名として自然 |
| Net 30 | 30日以内支払い | 請求書 | 起点日を明確にする |
| Net 60 | 60日以内支払い | 請求書 | 入金日を併記すると安全 |
| Due on receipt | 請求書受領後すぐ支払い | 請求書 | 即時支払いに近い |
| usance | 支払い猶予期間 | 貿易・手形 | 一般取引ではやや専門的 |
| at sight | 一覧払い・提示払い | 貿易・信用状 | 通常請求書では使いにくい |
Payment termsは支払条件全般を表す
Payment terms は、支払条件全般を表す言葉です。
支払期限だけでなく、支払方法、通貨、銀行振込、手数料負担なども含めて説明できます。
例:
Payment terms: Net 30Payment terms: Bank transfer within 30 days from the invoice datePayment terms: 50% upfront and 50% upon delivery
英文請求書や見積書では、まず Payment terms を使うと分かりやすいです。
Terms of paymentは契約書の条項名として使いやすい
Terms of payment も支払条件を表します。
Payment terms とほぼ同じ意味で使われることもありますが、契約書では条項名として Terms of payment と書くと自然です。
例:
Terms of Payment The Client shall pay the invoice amount within 30 days from the invoice date.
請求書や見積書では Payment terms、契約書では Terms of payment と覚えておくと使い分けやすくなります。
Net 30・Net 60は請求書でよく使われる
Net 30 は、請求日などの起点日から30日以内に支払う条件を表す表現です。Net 60 は60日以内の支払いを表します。
例:
Payment terms: Net 30Payment terms: Net 60
ただし、Net 30 だけでは、何を起点に30日を数えるのかが相手とズレる可能性があります。
英文請求書では、Net 30だけでなく「invoice dateから30日」や具体的なdue dateを併記すると誤解を減らせます。
usanceは貿易・手形寄りの支払い猶予表現
usance は、支払い猶予期間や手形・貿易取引の文脈で出てくることがある表現です。
日本語の支払いサイトを説明する時に usance が紹介されることもありますが、一般的なBtoB請求書では Payment terms の方が分かりやすいことが多いです。
貿易、信用状、手形、輸出入取引などの文脈では usance が出てくる場合があります。通常の国内取引や英文請求書では、無理に使わず、相手に伝わりやすい表現を選びましょう。
at sightは一覧払い・提示払いの文脈
at sight は、一覧払い・提示払いのような意味で使われることがあります。
支払いサイトの「サイト」の語源説明として at sight が出てくることがありますが、通常の英文請求書で支払い条件を示すなら、Payment terms や Net 30 の方が使いやすいです。
at sight は貿易・信用状・手形などの文脈で見かける表現と考え、一般的な支払条件では乱用しない方が安全です。
30日サイト・60日サイトを英語で書く表現例
30日サイトや60日サイトを英語で書く時は、Net 30、Net 60、または within 30 days、within 60 days を使います。
ただし、英語では起点日が大切です。請求日から30日なのか、月末締めの翌月末なのか、検収後30日なのかを具体的に書きましょう。
30日サイトはNet 30またはwithin 30 days
30日サイトは、次のように表現できます。
Payment terms: Net 30Payment is due within 30 days from the invoice date.Payment is due by August 31, 2026.Payment shall be made within 30 days after receipt of the invoice.
Net 30 は短く便利ですが、誤解を避けるなら from the invoice date や具体的な支払期日を入れる方が親切です。
60日サイトはNet 60またはwithin 60 days
60日サイトは、次のように表現できます。
Payment terms: Net 60Payment is due within 60 days from the invoice date.Payment is due by September 30, 2026.Payment shall be made within 60 days after acceptance of the deliverables.
60日サイトは入金までの期間が長くなるため、売掛金の回収予定日や資金繰りにも影響します。海外取引では、送金日と着金日がズレることもあるため、具体的な日付を確認しておきましょう。
月末締め翌月末払いは具体的に書く
日本語の 月末締め翌月末払い は、英語ではそのまま短い定型表現にしづらいことがあります。
次のように、締め日と支払日を具体的に書くと分かりやすくなります。
Invoices are closed at the end of each month, and payment is due by the end of the following month.
より契約書っぽく書くなら、次のような表現もあります。
The Client shall pay all invoices by the end of the month following the month in which the invoice is issued.
支払いサイトを英語で伝える時は、単語よりも条件が一意に読めることが大切です。
due dateを併記すると誤解が減る
英文請求書では、Payment terms: Net 30 に加えて、Payment due date を書くと誤解を減らせます。
例:
Payment terms: Net 30Payment due date: August 31, 2026
このように書けば、相手は日数を計算しなくても支払日を確認できます。
海外取引では、Net表記だけに頼らず、具体的な支払期日を入れる方が安全です。
英文請求書での支払いサイトの書き方
英文請求書では、Payment terms と Payment due date を分けて書くと分かりやすくなります。
支払条件、支払期日、支払方法、通貨、振込先、手数料負担をできるだけ明確にしておきましょう。
Payment terms欄に書く基本形
英文請求書の支払条件欄には、次のように書けます。
Payment terms: Net 30Payment terms: Net 60Payment terms: Due on receiptPayment terms: Bank transfer within 30 daysPayment terms: 50% upfront, 50% upon delivery
短く書きたい場合は Net 30 で十分なこともあります。ただし、初めての取引先や条件を明確にしたい場合は、within 30 days from the invoice date のように起点日も書くと安心です。
Payment due date欄に具体的な日付を書く
請求書では、具体的な支払期日を書くのが最も分かりやすいです。
例:
Payment due date: August 31, 2026Due date: August 31, 2026Please make payment by August 31, 2026.
Payment terms は条件、Payment due date は具体的な日付と考えると整理しやすくなります。
支払方法もセットで書く
支払いサイトだけでなく、支払方法も書いておくと、入金トラブルを減らしやすくなります。
例:
Payment method: Bank transferCurrency: JPYAll bank charges shall be borne by the payer.Please include the invoice number in the payment reference.
海外送金では、銀行手数料や中継銀行手数料が発生することがあります。誰が手数料を負担するかも、必要に応じて確認しておきましょう。
支払い遅延を避けるための注意
英文請求書では、次の情報を明確にしておくと処理がスムーズです。
- 請求書番号
- 請求日
- 支払期日
- 支払条件
- 支払方法
- 通貨
- 銀行口座情報
- 振込手数料の負担
支払いサイトの英語表現だけを整えても、銀行情報や通貨が曖昧だと入金が遅れることがあります。
英文契約書・見積書での支払条件の書き方
英文契約書や見積書では、支払いサイトを Payment terms または Terms of payment として整理します。
請求書よりも、起点日、支払方法、支払い遅延時の扱いなどを具体的に書くことが多くなります。
契約書ではPayment terms条項として書く
英文契約書では、次のような表現が使えます。
The Client shall pay the fees within 30 days from the invoice date.
銀行振込まで入れるなら、次のように書けます。
Payment shall be made by bank transfer to the account designated by the Contractor.
検収後払いの場合は、次のような表現も考えられます。
The Client shall pay the fees within 30 days after acceptance of the deliverables.
ただし、英文契約書は取引内容や準拠法によって適切な表現が変わります。重要な契約では、専門家に確認することをおすすめします。
月末締めの条件は締め日と支払日を明確にする
月末締め翌月末払いを契約書に入れるなら、締め日と支払日を明確にします。
例:
Invoices shall be issued at the end of each month, and payment shall be due by the end of the following month.
もう少し簡潔にするなら、次のようにも書けます。
Payment terms: Monthly closing, payment due at the end of the following month.
ただし、Monthly closing だけでは相手に伝わりにくい場合があります。初めての取引先には、文章で具体的に説明した方が安全です。
見積書では短く分かりやすく書く
英文見積書では、請求書よりも短く支払条件を書くことがあります。
例:
Payment terms: Net 30 after invoice issuancePayment terms: 50% upfront, 50% upon deliveryPayment terms: Due on receiptPayment method: Bank transfer
見積書の段階で支払条件を明確にしておくと、受注後の認識違いを防ぎやすくなります。
契約文言は最終確認が必要
この記事で紹介している英文は、一般的な表現例です。
契約書にそのまま使えるかどうかは、取引内容、相手国、準拠法、納品物、検収条件、支払方法によって変わります。
特に金額が大きい取引や継続契約では、英文契約に詳しい専門家へ確認しましょう。
海外取引先へ支払期限を伝えるメール例文
海外取引先とのメールでは、支払いサイトを短く、具体的に伝えることが大切です。
Payment terms、Payment due date、expected payment date を使うと、比較的自然に伝えられます。
支払条件を案内するメール例
支払条件を案内する場合は、次のように書けます。
Our payment terms are Net 30 from the invoice date.
具体的な日付も入れるなら、次のようにします。
The payment due date is August 31, 2026.
請求書を添付するメールでは、次のような表現も使えます。
Please find attached our invoice. Payment is due within 30 days from the invoice date.
入金予定日を確認するメール例
入金予定日を確認したい場合は、強い督促になりすぎない表現から始めるとよいでしょう。
Could you please confirm the expected payment date for invoice No. 123?
もう少し丁寧にするなら、次のように書けます。
We would appreciate it if you could let us know the expected payment date for invoice No. 123.
期限が近い場合は、次のように具体的な日付を入れます。
This is a reminder that invoice No. 123 is due on August 31, 2026.
支払いサイトを短くできるか相談するメール例
支払いサイトを短くできるか相談したい場合は、希望条件を具体的に書きます。
Would it be possible to shorten the payment terms from Net 60 to Net 30?
理由も添えるなら、次のように書けます。
Due to our cash flow schedule, we would like to ask if it would be possible to change the payment terms from Net 60 to Net 30.
ただし、資金繰りが厳しいことをどこまで伝えるかは、取引関係によって判断が必要です。相手にメリットや代替案を示す方が交渉しやすい場合もあります。
強すぎる表現を避ける
初回の確認メールでは、いきなり強い表現にしない方が無難です。
たとえば、期限前の確認なら Could you please confirm...、期限を過ぎている場合は This is a reminder... のように、状況に応じてトーンを分けます。
支払い遅延が続いている場合は、請求書番号、支払期日、金額、過去の連絡履歴を整理して伝えましょう。
支払いサイトが長い時は英語表現だけでなく資金繰りも確認する
英語表現を整えることは大切ですが、支払いサイトが長い場合は資金繰りへの影響も確認しておきましょう。
特に Net 60 や Net 90 の条件では、売上があっても入金まで時間がかかります。
Net 60やNet 90は入金までの待ち時間が長い
Net 60 は、起点日から60日以内に支払う条件です。Net 90 なら90日以内です。
入金までの期間が長いと、仕入れ、外注費、人件費、家賃、借入返済などの支払いが先に来ることがあります。
海外取引では、送金処理や銀行営業日、為替、着金確認のタイミングも絡むため、入金予定日は少し余裕を持って見ておく必要があります。
英語表現が正しくても、入金までの期間が長い取引は資金繰り表で別管理しましょう。
支払いサイト短縮交渉は条件と理由を整理する
支払いサイトが長く、資金繰りに影響している場合は、支払条件の短縮を相談する方法があります。
英語で交渉する場合も、希望条件、理由、開始時期、相手側のメリットを整理して伝えることが大切です。
日本語での交渉の進め方や文例は、支払いサイト短縮交渉の進め方で詳しく整理しています。
売掛金がある場合はファクタリングも選択肢
支払いサイトそのものを変えられない場合でも、売掛金があるならファクタリングで入金前に資金化できる可能性があります。
ファクタリングは、売掛金をファクタリング会社へ譲渡し、入金予定日前に資金を受け取る方法です。借入とは異なりますが、手数料がかかり、売掛先や契約条件によって利用可否も変わります。
支払いサイトが長く、入金待ちで月末資金が足りない場合は、ファクタリングサービス比較やファクタリング会社ランキングで条件を確認してみてください。
支払いサイトの英語表現によくある質問
Q: 支払いサイトは英語で何と言いますか?
A: 一般的なBtoB取引では Payment terms が使いやすいです。契約書では Terms of payment、請求書では Payment terms: Net 30 や Payment due date なども使えます。payment site と直訳すると、支払い用Webサイトのように読まれる可能性があります。
Q: Payment termsとTerms of paymentは違いますか?
A: どちらも支払条件を表す表現として使えます。請求書や見積書では Payment terms、契約書の条項名では Terms of payment が自然です。大きな意味は近いですが、使う文書に合わせて選ぶとよいでしょう。
Q: 30日サイトは英語でどう書きますか?
A: Net 30 または Payment is due within 30 days from the invoice date. と書けます。誤解を避けるなら、Payment due date: August 31, 2026 のように具体的な支払期日も併記すると安全です。
Q: 60日サイトは英語でどう書きますか?
A: Net 60 または Payment is due within 60 days from the invoice date. と書けます。検収後60日など、起点日が請求日以外の場合は after acceptance of the deliverables のように起点を明確にしましょう。
Q: usanceやat sightは通常の請求書で使いますか?
A: 一般的な英文請求書では、Payment terms や Net 30 の方が使いやすいです。usance や at sight は、貿易、手形、信用状などの文脈で出てくることがあるため、通常のBtoB請求書では無理に使わない方が安全です。
Q: 英文請求書ではNet 30だけで十分ですか?
A: 相手との認識が合っていれば十分な場合もあります。ただし、初めての取引先や条件を明確にしたい場合は、from the invoice date や具体的な Payment due date を併記することをおすすめします。
まとめ
支払いサイトを英語で表すなら、一般的なBtoB取引では Payment terms が使いやすいです。
契約書では Terms of payment、請求書では Payment terms: Net 30 や Payment due date、メールでは expected payment date などを使い分けると、支払条件を伝えやすくなります。
一方、payment site と直訳すると、支払い用Webサイトのように読まれる可能性があります。また、usance や at sight は貿易・手形・信用状寄りの表現なので、通常の英文請求書では Payment terms や Net 30 を使う方が分かりやすいです。
支払いサイトの英語表現で迷ったら、Payment termsと具体的なdue dateをセットで書くと誤解を減らせます。
支払いサイトが長く、入金待ちで資金繰りが苦しい場合は、支払いサイト短縮交渉やファクタリングも選択肢になります。自社に合う方法を確認したい場合は、ファクタリング診断も活用してください。
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