NTTファイナンスは手数料5%前後・資金化1週間〜1ヶ月の法人向け3社間ファクタリングサービスです。1985年設立のNTTグループ金融子会社で、売掛債権ファクタリングと診療報酬債権ファクタリングの両方に対応しています。
「NTTファイナンスのファクタリングって実際どうなの?」——そんな疑問を持つ方に向けて、当サイト編集部がサービスの特徴を詳しく検証しました。結論から言えば、NTTファイナンスは3社間取引に特化した大手金融系ファクタリングで、手数料5%前後という低水準が最大の強みです。一方で、入金まで1週間〜1ヶ月かかる点や個人事業主が利用できない点など、注意すべきポイントもあります。
この記事でわかること
NTTファイナンス株式会社は、1985年に設立されたNTTグループの金融会社です※1。東京都千代田区丸の内に本社を構え、資本金は167億7,096万円とファクタリング業界では群を抜く規模を誇ります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | NTTファイナンス株式会社 |
| 設立 | 1985年4月11日 |
| 代表者 | 伊藤正三 |
| 所在地 | 東京都千代田区丸の内1丁目2番70号 |
| 資本金 | 167億7,096万円 |
| 従業員数 | 3,228名(2025年3月末現在) |
| 公式サイト | https://www.ntt-finance.co.jp/ |
主な事業はNTTグループ全体の請求・決済処理(ビリングサービス)、クレジットカード、リース&ファイナンスです※1。ファクタリングは「リース&ファイナンス」部門のサービスの一つとして提供されています。
NTTファイナンスのファクタリングには、大手金融系ならではの3つの特徴があります。
1. 3社間取引特化で手数料5%前後
NTTファイナンスは3社間ファクタリングをメインに取り扱っています※2。3社間取引とは、利用企業・NTTファイナンス・売掛先の3者間で契約を結ぶ方式です。売掛先から直接NTTファイナンスに支払いが行われるため、回収リスクが低く、手数料は5%前後に抑えられています。
2. 診療報酬債権ファクタリングにも対応
一般的な売掛債権だけでなく、医療機関向けの診療報酬債権ファクタリングも提供しています※3。通常、診療報酬は請求から入金まで約2ヶ月かかりますが、NTTファイナンスを利用すれば、その待ち時間を大幅に短縮できます。
3. NTTグループの資本力で大口案件にも対応
資本金167億円超というNTTグループの資本力が裏付けとなり、大口の売掛債権にも対応できます※1。
NTTファイナンスは2種類のファクタリングを提供しています。それぞれの違いを整理しておきましょう。
| 項目 | 売掛債権ファクタリング | 診療報酬債権ファクタリング |
|---|---|---|
| 対象 | 一般企業の売掛金 | 医療機関の診療報酬 |
| 売掛先 | 取引先企業 | 国保連・社保等 |
| 資金化までの期間 | 1週間〜1ヶ月 | 約2ヶ月→短縮可能 |
| メリット | キャッシュフロー改善 | 診療報酬の早期資金化 |
売掛債権ファクタリングは業種を問わず利用できます※2。一方、診療報酬債権ファクタリングは病院・クリニック・介護施設などの医療関連事業者が対象です※3。
「NTTファイナンスって本当に大丈夫?」という疑問に、当サイト編集部が公開情報をもとに検証しました。
金融庁は「給与ファクタリング」(個人の給与を対象とした資金調達)を貸金業法違反として厳しく警告しています※6。NTTファイナンスが提供するのは法人向けの売掛債権・診療報酬ファクタリングであり、この警告の対象とは異なります。ただし、ファクタリングを検討する際は対象が「事業者の売掛債権」であることを必ず確認しましょう。
NTTファイナンスは大手金融グループ傘下の法人向けサービスです。給与ファクタリング等の違法業者とは性質が全く異なります。
ここまでのメリット・デメリットを踏まえ、NTTファイナンスのファクタリングが合う企業・合わない企業を整理します。
3社間取引特化・低手数料という特性から、以下のような企業に最適です。
即日資金調達や秘密裏の利用を希望する場合は、2社間対応の他社サービスを検討しましょう。
即日対応が必要な場合はビートレーディング(最短2時間・2社間対応)やアクセルファクター(最短2時間・個人事業主も可)が選択肢になります。
NTTファイナンスのファクタリングを利用する際の一般的な流れを解説します。3社間取引のため、2社間と比べて売掛先への通知プロセスが加わる点が特徴です。
ステップ1:相談・問い合わせ
まずはNTTファイナンスに電話またはWebサイトから問い合わせます※1。ファクタリングの仕組みや自社のケースに合うかどうかを相談できます。
ステップ2:必要書類の提出・審査
売掛金の内容や売掛先の情報など、必要書類を提出します。NTTファイナンスが売掛先の信用力を中心に審査を実施します。
ステップ3:売掛先への譲渡通知・承諾取得
審査通過後、売掛先に対して債権譲渡の通知を行い、承諾を得ます※2。このプロセスがあるため、2社間と比べて時間がかかるのです。
ステップ4:契約締結・入金
売掛先の承諾が得られたら、NTTファイナンスと正式に契約を結び、売掛債権の買取代金が入金されます。入金までの期間は1週間〜1ヶ月程度です。
NTTファイナンスのファクタリングについて、検討段階でよくある疑問をまとめました。
手数料は5%前後です※2。買取金額や売掛先の信用力によって変動しますが、3社間取引のため全体的に低めに設定されています。2社間ファクタリングの一般的な手数料(10〜20%)と比べると、大幅に安い水準です。
NTTファイナンスのファクタリングは法人限定です。個人事業主やフリーランスは利用できません。個人事業主の方は、個人事業主対応の他社サービスをご検討ください。
即日入金には対応していません。資金化までの期間は1週間〜1ヶ月です※2。3社間取引のため、売掛先への通知・承諾取得のプロセスが必要であり、一定の日数がかかります。
医療機関が持つ診療報酬債権(国保連や社保に対する請求権)を、NTTファイナンスが買い取るサービスです※3。通常は請求から約2ヶ月後に入金される診療報酬を、それより早く資金化できます。病院やクリニック、介護施設の資金繰り改善に活用されています。
公式サイトでは具体的な必要書類の一覧は公開されていません※1。一般的な3社間ファクタリングでは、売掛金の請求書、取引先との契約書、決算書(2〜3期分)、登記簿謄本などが求められます。詳細はNTTファイナンスに直接お問い合わせください。
NTTファイナンスのファクタリングには、大手金融系ならではのメリットがあります。ここでは4つの強みを解説します。
NTTファイナンスは、日本を代表する通信グループであるNTTグループの金融会社です※1。資本金167億7,096万円という規模は、独立系ファクタリング会社と比べて桁違いの安定性を示しています。
ファクタリング業界では残念ながら悪質な業者の存在が問題視されることがあります。その点、NTTグループの一員であるNTTファイナンスには、詐欺的な業者に当たるリスクがありません。「大手だからこその安心感」は、初めてファクタリングを利用する企業にとって大きなメリットです。
NTTファイナンスの手数料は5%前後です※2。2社間ファクタリングの一般的な手数料が10〜20%であることを考えると、コスト面で大きな差があります。
なぜ手数料が安いのかと言えば、3社間取引では売掛先から直接NTTファイナンスに支払いが行われるため、未回収リスクが低いからです。特に継続的に売掛債権を譲渡する場合、手数料の差がコスト面で大きな影響を与えます。
NTTファイナンスは一般企業向けの売掛債権ファクタリングに加え、医療機関向けの診療報酬債権ファクタリングも提供しています※3。
通常、診療報酬は請求月の翌々月に入金されます。つまり、診療から入金まで約2ヶ月のタイムラグが生じるのです。人件費や医療機器のリース料は毎月発生するため、この2ヶ月の空白が資金繰りを圧迫するケースは少なくありません。診療報酬債権ファクタリングを使えば、この入金待ち期間を短縮し、安定的なキャッシュフローを確保できます。
ファクタリングを利用すると、売掛金が貸借対照表(バランスシート)から外れます※2。これを「オフバランス効果」と呼び、財務指標を改善する手段として活用されています。
具体的には、総資産が減ることで自己資本比率やROA(総資産利益率)が向上します。銀行融資の審査で財務状況を評価される際に、プラスに働く可能性がある点は見逃せないメリットでしょう。
メリットがある一方で、NTTファイナンスのファクタリングにはいくつかの注意点も存在します。利用前に把握しておきましょう。
NTTファイナンスのファクタリングは3社間取引が基本です※2。3社間取引では、売掛先に対して債権譲渡の通知を行うか、売掛先から承諾を得る必要があります。
つまり、売掛先に「ファクタリングを利用している」ことが伝わります。「資金繰りに困っているのでは」と受け取られるリスクがあるため、取引関係への影響を懸念する企業は慎重に検討すべきです。全259社のうち、2社間に対応しているのは203社(78%・2026年3月時点の当サイト調査)で、売掛先に知られずに資金化したい場合は2社間対応の他社を選ぶ手もあります※5。
NTTファイナンスの資金化スピードは1週間〜1ヶ月です※2。独立系ファクタリング会社では「最短即日」「最短2時間」を掲げるサービスも多い中、入金までの期間は長めと言えます。
3社間取引では売掛先への通知・承諾取得のプロセスが入るため、どうしても時間がかかります。「来週の支払いに間に合わせたい」といった緊急の資金需要には対応が難しいでしょう。計画的な資金繰り改善を目的とした利用に適したサービスです。
NTTファイナンスは大手金融機関ゆえに、審査基準が厳格だという声があります。売掛先の信用力を重視する傾向が強く、売掛先が零細企業や設立間もない会社の場合、審査が通りにくい可能性もあるでしょう。
独立系ファクタリング会社では「赤字決算OK」「税金滞納OK」を掲げるところも多くありますが、NTTファイナンスでは同様の柔軟性は期待しにくいと考えてよいかもしれません。
NTTファイナンスのファクタリングは法人のみが対象です。個人事業主やフリーランスは利用できません。全259社のうち個人事業主に対応しているサービスは156社(60%・2026年3月時点の当サイト調査)です※5。個人事業主でファクタリングを検討している方は、個人事業主対応の他社を選ぶ必要があります。
NTTファイナンスと主要ファクタリング会社を比較しました。各社の強みは異なるため、自社の優先事項に照らし合わせて最適なサービスを選んでください。
| 会社名 | 手数料 | 入金スピード | 対応形態 | オンライン |
|---|---|---|---|---|
| NTTファイナンス | 5%〜 | 1週間〜1ヶ月 | 3社間 | 可 |
| 日本中小企業金融サポート機構 | 1.5%〜10% | 最短3時間 | 2社間/3社間 | 可 |
| OLTA | 2%〜9% | 最短即日 | 2社間のみ | 可 |
| QuQuMo | 1%〜14.8% | 最短2時間 | 2社間のみ | 可 |
| ペイトナーファクタリング | 一律10% | 最短10分 | 2社間のみ | 可 |
NTTファイナンスの利用は全4ステップ。来店不要のオンライン完結型で、地方からでも手軽に資金調達できます。
公式サイトのフォームから申し込み。会社名・希望金額・売掛先情報を入力。
通帳コピー(2か月分)と請求書をオンラインでアップロード。来店不要で全国どこからでも手続き可能です。
担当者がヒアリング・審査を実施。手数料率・買取金額の見積もりが提示されます。
見積もりに合意後、電子契約で締結。指定口座に即日振込されます。
NTTファイナンスのファクタリングサービスの全仕様を一覧にまとめました。申し込み前の確認にご活用ください。
NTTファイナンスは、NTTグループという圧倒的な信用力と167億円超の資本金を背景に、3社間取引に特化した「計画的な資金繰り改善を求める法人」向けの選択肢です。手数料5%前後という低水準と、診療報酬債権への対応力は、特定ニーズを持つ法人にとって他に代えがたい強みといえます。
強みは3点です。第一に、NTTグループ傘下の財務基盤による安心感と信頼性(売掛先が大手の場合、審査も通りやすい)。第二に、3社間専業ならではの手数料5%前後という低コスト設計。第三に、売掛債権ファクタリングと診療報酬ファクタリングの両方に対応した業種横断の網羅性。
一方で、入金まで1週間〜1ヶ月かかり即日対応がなく、法人限定のため「今日中に資金が必要な個人事業主」には不向きです。また、口コミ件数が0件のため実際の利用体験情報が乏しく、審査基準の詳細が不透明な点も考慮が必要です。
「NTTグループの信頼性のもとで低コストの3社間ファクタリングを活用したい法人担当者」に特におすすめです。まずは公式サイトで対応条件と手数料の目安を確認してみてください。
NTTファイナンスの口コミを募集中です。利用経験をお持ちの方は、下記フォームから投稿いただけると、他の利用検討者の参考になります。
当サイト編集部が口コミDBを調査した結果、NTTファイナンスのファクタリングに関する口コミは現在0件です。法人向け・3社間取引に特化したサービスのため、口コミプラットフォームへの投稿母数自体が限られていると考えられます。
NTTファイナンスのファクタリングは、以下の理由から口コミが集まりにくい特性があります。
口コミが0件のため、公開情報をもとに評価できる項目を整理しました。
| 評価項目 | NTTファイナンスの実態 |
|---|---|
| 手数料水準 | 5%前後(3社間の業界標準的な水準) |
| 資金化スピード | 1週間〜1ヶ月(即日対応なし) |
| 対象者 | 法人のみ(個人事業主不可) |
| 審査の厳しさ | 大手のため基準は厳格とされる |
| 対応サービス | 売掛債権・診療報酬の両方に対応 |
口コミ情報が充実している他のファクタリング会社と比較したい方は、ファクタリング会社ランキングもご参照ください※4。